Q&A

Q1:マイアミ補習校はどんな学校ですか。

A:マイアミ補習校は、マイアミ近郊で暮らし、平日は現地校に通う日本の子どもたちのために、保護者によって運営されている土曜日開校の補習授業校です。幼稚部(年長のみ)・小学部・中学部があります。

義務教育の学校ではありませんが、南フロリダ地域で唯一の日本国政府の認可校です。子どもたちがいつ日本の学校へ戻ることになっても困らないように、日本人教員が日本と同じ教科書を使い、国語と算数/数学の授業を行っています。授業の進め方や学校でのルールも一般的な日本の公教育に倣っています。また、運動会や学習発表会をはじめ、餅つき大会などの行事も行っており、日本の学校や文化を体験する場所でもあります。

本校は、文部科学省から派遣された校長1名と現地採用の日本人教職員が10名ほどいます。

Q2:週1回の授業で、教科書の全てが教えられるのですか。

A:本校の授業日は年間42日です。小学部の国語・算数の授業数は、日本の学校に比べておよそ半分しかありませんが、1年間で教科書の範囲を網羅するカリキュラムになっています。毎週、小学部は国語3コマ・算数2コマ、中学部は国語3コマ・数学3コマの授業となります。そのため、授業の進み方は日本の学校よりも早く、週に1回の補習校に通うだけでは十分な学習効果得られません。

家庭での復習や宿題がとても重要ですので、家庭における保護者の協力が不可欠であることをご理解ください。

Q3:いつ入学できますか。前の学校の在学証明書などの書類は必要ですか。

A:4月の新学期募集に加えて、随時入学を受け付けていますので補習校に連絡してください。入学にあたっては、補習校の授業についていけるかどうか、事前に校長や学級担任による日本語能力の検査を受けることになっています。これまでの学校の在学証明書などは必要ありません。

Q4:教科書はどうすればいいですか。

A:補習校を通じて配布されます。本校では、在マイアミ日本国総領事館のご協力の下、海外子女教育振興財団から無償配布して頂いています。

Q5:運営経費はどうなっていますか。

A:本校は、在校生の授業料等に加え、日本国政府と現地の日系企業や個人などからの多額の支援によって運営されています。こうした運営経費は、教職員給与や現地校校舎の借用料、教材備品の購入や学校行事の開催費用に充てられます。

Q6:補習校の運営はどのように行われていますか。

A:すべての保護者の中から9名が輪番制で運営委員となっています。加えて校長と事務の合計11名によって運営委員会を構成します。運営委員会では、補習校の様々な問題について話し合い、問題の解決にあたっています。運営委員の任期は原則として1年です。

各運営委員は、代表、会計、労務、行事(2名)、施設、業務、総務、図書のいずれかを担当しています。校長は、教育内容や教員研修等について担当し、学校運営や毎週の授業を円滑に進められるように様々な連絡調整や指導援助を行っています。

Q7:補習校で保護者の役割は何かありますか。

A:あります。マイアミ補習校は非営利団体として、保護者が交代で担う運営委員会によって維持管理されています。日本の学校のPTAとは異なり、補習校全体の維持・運営を行います。また、学級担任を様々な面で補助する役割を担うクラスペアレント、子どもたちの休み時間の見守りや授業の始業終業の鐘を鳴らす日直当番の役割があります。その他、図書の貸し出しボランティアや行事ごとにお手伝いいただくボランティア活動等もあります。補習校は、保護者一人一人の協力と支援のもとに成り立っています。

保護者が主体となって学校運営や維持管理を行っている点が、日本の一般的な学校と異なるところです。